家事への爆発

いつだったか,最近見たテレビで,男性に向けてこんな街頭アンケートをしていた.

‘妻に一番頼まれたくない家事ベスト3’

洗い物,洗濯,掃除だったかな.


街頭で質問されて答えている男性達を見てむっしょうに腹が立った.それは,煮えくり返るくらいの腹立ちで,今思い出しても腹が立つ.

専業主婦をしていても,共働きでも,どうして女性は多くの家事をやって当たり前みたいな風潮なんだろうか.
家事って,ほんとうに大変.
何が大変かって,終わりがないこと.

生活を営んでいるかぎり永遠に続いていく仕事であること.
それは,土曜も日曜も祝日もなく,手当てももらえない.
ひどい時には誰からも感謝されることのない空気のような仕事.


私も,産休からこっちずっと家に居て専業主婦状態になり,初めて大変だと心底思った.
どこにも息つく場所がない.
毎日,毎日,毎日同じように過ぎていく.

うちの旦那さんは手伝いをずっとしてくれるほうであると思うが,それでもやはり自分の家だからする,っていうんじゃなくて,手伝ってやってる的なところがあるので,本当許せない時がある.

同じ仕事をしているので,どんな感じかはよーく分かっている.
なので,家に帰ってから家事をすることが出来ることもわかるのだ.
実際,彼がまだ働いていなくて学生で,私が働いているときも,私は家に帰ってから洗い物をしてご飯の支度をして,風呂を洗って溜めて,洗濯をして干して,ネコタチの世話をして,掃除もして,というようにグダグダと休むこともなく家事をしていたのだから.
ぶーぶーと機嫌悪くしたり,手伝ってと言えばいくらでも手伝ってくれるが,やはりそこは手伝いの域を出ない.
もう,一昔前のように女が家を守るとかいう考えでは,熟年離婚は増えるばかりであると私は思う.
女は,本当に良く働く大変な生き物だと痛感している.

うちはまだ同居でないので,その辺はかなり!!マシだと思っている.
これで,同居である場合,結婚は女性の地獄だと思う.


なぜ,女性は家事をして当然なのか.
なぜ,女性は男性の苗字を名乗るのが当然のように思われているのか.
なぜ,女性は子育てもほとんどやるのだろうか.

専業主婦化してからの疑問である.


男性って,本当に情けない生き物だね.
そうでない人も少数居るだろうけど.
やっぱり日本の世の中の大半の男性は,そうでもない.


やってみて大変さをわかっていれば,もっと家の中は穏やかで平和な空気が流れ,いつまでも夫婦仲良く暮らすことが可能だろうね.


洗濯ならば,Tシャツを裏返したりしたまま洗濯機の中に放り込まないとか,靴下を半分裏返して捨て置かないとか.そういう思いやりが持てるだろう.

洗い物でも,ご飯を入れた茶碗は落ちにくいから,水につけておくとか.

掃除もしかり.

いろんなことはやはり本当に相手の身になって初めて本当の思いやりを持てるってもんだ.