君が来てからというもの、私には怖いものが増えた。
地震にはじまる自然災害、火事や事故。
そして人による憎悪。
これまで夜の暗闇が怖いなんておもったこともなかったのに。
小さくて、でも誰よりも澄んでいる君を守れるのは私しかいないと思うからきっと。
だから、いろいろなものが怖いと気付いたのかもしれない。
誰かが、それは弱くなったのではなく、強くなったんだよ。と言った。
そうだと良いのだけど。
でも、とにかく、今は君のそばにいて君に触れて、君が笑ってくれるだけで信じられないくらい幸せなんだ。
君が私を必要としなくなる日まで、どうかずっと健康で私のそばにいて笑っていて。