ひとつの記憶

この人を見るとあの風景を思い出すとか.
あの曲を聴くとあの景色を思い出すとか.

そういう風にしてフラッシュバックしてくる記憶は私にとってとっても大切なもの.


多分,それを見たり聴いたりしているときにはこんな風に大切にしまわれてしまうことは全く意識してなくて.
でも,思い出す景色って,意外と何でもない場面だったりもする.

窓から見てる雨の日の庭とか.
夕焼けの帰り道,とか.



そんなもんだったりするけれど,思い出すと何故かとても切ない気持ちになるんだ.


そうしてしまってある記憶は時々突然呼び起こされるけれど,それは私の財産といっても良いくらいの大切なもの.
これからも,時々私の心を助けてくれるんだろう.

そして,これからもそうやって記憶に刻み込まれていく景色がありますように.
そんな毎日を送ることが出来ますように.